2014年11月21日金曜日

トレーナーの仕事

 最近、ブログを始めてよかったと思えるうれしいことがありました。
 10年ほど前に勤めていた先で、社会人一部リーグのバドミントンチームのトレーナーをさせてもらっていたのですが、その当時の監督さんから仕事の依頼を頂きました。
 現在は、その監督さんもご自身でバドミントンクラブを立ち上げられ、小学生からママさんまで幅広い年齢層の生徒さんを教えられています。
 今回は、ご指導されている夙川学院高校の近畿大会が、奈良の田原本で行われるということで声を掛けて下さいました。
 前日のケアと試合の帯同という依頼を頂いたのですが、わがままを言って、選手の個人データを送っていただき、前日の午前中に時間を作っていただいて、各選手の身体を観させてもらいました。なるべく選手1人1人が抱えている疾患や痛みの問題点を把握したかったからで、筋肉が張っているからマッサージするとか、膝が痛いからとりあえずテーピングといった対処療法的なことは、高校生にしたくなかったのです。
 依頼して下さった草麻生コーチにも顧問の藤本先生にもご理解頂き、選手のみなさんもこちらが提示する運動内容やアドバイスに真剣に耳を傾け、取り組んでくれました。
 同日の夜に、ケアをしに宿舎に赴いたのですが、普段、トレーナーとして付いているバスケットボール部の選手には、なるべくセルフケアするように指導しているので、今回両手の親指がつりそうになるぐらいにスポーツマッサージしたのは久々でした。
 バドミントンの試合を観ていて感じたのですが、個人競技だけにミスも何もかもごまかしようがない厳しさがあるんですね。しかも、トーナメントで勝ち進んでいくと一日に7〜8試合をこなす超ハードスケジュールで、選手はお昼ご飯も落ち着いて食べられないような状況の中、試合で疲労した身体をいかにリセットするかが要求されました。



 個人的には、試合を観ていた選手の身体に触れるのがものすごく楽しかったです。動きから見当をつけていた筋肉が張っていたり、ケアした後の次の試合で少し動きが変わっていたり、、微妙だけれど、個人競技のごまかしのきかない繊細な部分とタイムリーな選手の身体の変化を思う存分味わうことができました。そして、選手の性格や個性がもろコート上に表れるバドミントンという競技の面白さを感じることができました。




 勝ち上がって、最後の方になると10分程度の休憩しかなく、途中シングルの試合も挿むなど、こちらの方があたふたする中、選手達は常にその時その瞬間に集中していて、もの凄くかっこ良かったです。

決勝戦の様子


優勝!!



 彼女達のタフさと、バドミントンに取り組む真っ直ぐな姿勢に、心底感動しました。こんなカタチで、関わらせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
顧問の藤本先生や、草麻生コーチからも勿体ないぐらいのお言葉を頂き、トレーナーという仕事を続けてこられてよかったなぁと、改めて感じた一日でした。

 次の日は、コップを掴む握力さえもなくなっていて、ひたすら自分の両手のケアをしながら過ごしました、とさ。